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成長したければ本を読むのが一番。本選びに悩む人たちに指針を与えつつ、小遣いを稼ごうという趣旨のブログ。

レベルデザイン徹底指南書

紹介する理由

ゲーム開発者なら当然ですが、一般的なシステムデザインにおいても、ユーザーのレベルを考慮したデザインが必要です。業務システムだからと言っても、今日入ったばかりの新人も10年目のベテランも、会社から見れば同じように働いてほしいわけです。いちいちマニュアルを読まなければいけないとか、マニュアルに書いてある言葉を理解するために先輩に聞かなければいけないとか、それは新人の責任ではなく、システム開発の失敗です。他人のせいにしてはいけません。

基本情報

アプリ&ゲームプランナー必読!レベルデザイン徹底指南書 [ 大久保 磨 ]
現時点の最終版 1版
タイトル アプリ&ゲームプランナー必読!レベルデザイン徹底指南書
原題 -
著者 大久保 磨
監修者 -
訳者 -
監訳者 -
出版年 2016
原出版年 -
出版社 翔泳社
原出版社 -
紙ページ数 248
定価 2786
分野 ゲーム開発
続刊 なし
著者による目的 「面白いゲームを作る」という大原則に一歩でも近づくこと
総評
品質5段階評価
目的合致性 5  
一貫性 5  
可読性 5  
長さの合理性 3 ゲームをしないので情報の粒度が分からない(私の問題)
網羅性 3 ゲームをしないので以下同
専門性 5 レベルデザインに特化
学習容易性 5 ゲームをしない私でもよく理解できたと思っている
適応性5段階評価
エキスパート 1 もう分かっているだろうから
実務家 5 スキルを極めたい
上級者 5 レベルデザインについて考えてもいい時期
学習者 3 ゲームをやる人にはいいかもしれない
初学者 1 自分のレベルを上げたい
所感

合格

良いところ

ゲームを全くしてこなかった私でさえ、ポイントを押さえて学ぶことができた(はずです)。度々出てくるゲームの名前は一つも知りませんでしたが、勘所は分かった(はずです)。ゲームは時系列で進行する性質を持ちますが、ほとんどのソフトウェアは時系列で変化しません。それでも、ユーザーは変化します。ソフトウェアはユーザーの変化を促し、変化に寄り添うべきです。変化をデザインするためのヒントがたくさん載っています。

欠格

悪いところ

一般化して法則性まで詰めてもらえると助かりますが、目的がゲーム開発であり、範囲を絞ったからこそこの内容ですから、仕方ありません。

雑感

その他

ゲームを知らない人間にとっては全てが新鮮でした。ゲーマーであっても、開発者の頭の中をのぞくような体験になるのではないでしょうか。AIには(今のところ)ちょっと真似できない繊細な仕事です。