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成長したければ本を読むのが一番。本選びに悩む人たちに指針を与えつつ、小遣いを稼ごうという趣旨のブログ。

QC七つ道具がよ〜くわかる本+新QC七つ道具の使い方がよ〜くわかる本

紹介する理由

QC七つ道具をこれで勉強しました。実践的な作図ができるようにはなりませんが、図の意味を細かく理解するための知識が書かれています。
QCは全体的な品質管理を扱いますが、NQC(新QC)は製造現場の工程管理に重点を置いている印象です。それでも、ソフトウェア開発のプロとして、参考になる知見が数多くあります。

基本情報


QC七つ道具がよ〜くわかる本 問題を「見える化」する最適ツール! (図解入門ビジネス) [ 今里健一郎 ]

新QC七つ道具の使い方がよ〜くわかる本 言語データから情報を得るツール! (図解入門ビジネス) [ 今里健一郎 ]
現時点の最終版 初版
タイトル 図解入門ビジネスQC七つ道具がよ~くわかる本/新QC
原題 -
著者 今里健一郎
監修者 -
訳者 -
監訳者 -
出版年 2009/2012
原出版年 -
出版社 秀和システム
原出版社 -
紙ページ数 196/192
定価 1404
分野 品質管理
続刊 なし
著者による目的 問題を「見える化」して管理と改善に役立てる
総評
品質5段階評価
目的合致性 3 実践的ではない
一貫性 4  
可読性 4  
長さの合理性 2 数式くらい具体例がほしい
網羅性 3  
専門性 4 意外と数学的
学習容易性 2 数学必須
適応性5段階評価
エキスパート 3  
実務家 3  
上級者 4  
学習者 4  
初学者 3  
所感

合格

良いところ

七+七つ道具の使い所が分かる内容です。普通は手法だけ教えてくれても「いつ何のために使うのか」分からなかったりします。この本でそこが分かるため、改めて実践的な本に入っていけるでしょう。

欠格

悪いところ

数学にアレルギーを持つ人が、日本人にはなぜか多いです。合理的予測とは、統計をうまく扱うことです。それをはっきり教えてくれればいいのですが、数学嫌いに敬遠されたくないのか、数学をガンガン使っている割に、こういう数学を知っていないと無理ですという断り書きがありません。編集方針ではあるんでしょうが、中途半端感が否めません。

雑感

その他

この本の前に統計理論の基礎を学んでおいて、この本の後に実践的なQC活動を学ぶという順序が正しいと思います。だからといって、その順序を絶対守るべきかと言えば、私は守っていません。読み終わって試してみながら、この順序が正しいのかな、と思い始めただけです。
確実に、品質管理に対する考え方が整理されるし、品質問題に向ける意識が変わります。その変化は決して損になりません。