ソフトウェアの本紹介でアフィリエイト

成長したければ本を読むのが一番。本選びに悩む人たちに指針を与えつつ、小遣いを稼ごうという趣旨のブログ。

SQLポケットリファレンス

紹介する理由

SQLを使う仕事で、この本が無い状況は考えられません。一人一冊持っていて当たり前。だから紹介するまでも無いのですが、逆に漏らすのも気が引けるので、挙げておきます。SQLリファレンス本として、ポケットリファレンスシリーズとして、最高作品です。
なお、SQLリファレンスなため、NoSQL系は非対応です。対応したら倍のボリュームになるでしょう。無くて正解です。

基本情報

SQLポケットリファレンス改訂第4版 (Pocket reference) [ 朝井淳 ]
現時点の最終版 改訂4版
タイトル SQLポケットリファレンス
原題 -
著者 朝井淳
監修者 -
訳者 -
監訳者 -
出版年 2017
原出版年 -
出版社 技術評論社
原出版社 -
紙ページ数 656
定価 2138
分野 SQL
続刊 おそらく数年後に出る
著者による目的 新機能への対応、DBMS間の比較
総評
品質5段階評価
目的合致性 5  
一貫性 5  
可読性 4 若干字が小さいがやむを得ない
長さの合理性 5  
網羅性 5  
専門性 5 専門家以外に用は無いはず
学習容易性 1 学習書ではないため
適応性5段階評価
エキスパート 5 古い知識は邪魔でしかない
実務家 5 必携
上級者 5 SQLを知らないと現場で恥をかく
学習者 4 忘れがちだがDBの使い方は早い内に学ぶべき
初学者 1 いきなりDBに飛び込む必要は無い
所感

合格

良いところ

実装系の比較の充実は当然ながら、標準SQL(ANSI)ではどうなのか分かるというのが嬉しいです。引数の説明が少し足りない気がする部分もたまにはありますが、このページ数で収めるには仕方ないでしょう。そのくらいは許せてしまうほど、全体としてのクオリティーが高いです。紙という性質上、索引性には乏しいですが、行ったり来たりしながら忙しく読むタイプの資料は、やはり紙が最適だと信じています。

欠格

悪いところ

決められたレイアウトに落とし込むため、早足な記述が多いです。リファレンスというのは既にある程度知っている人が詳しいことを調べたり思い出すための資料なので、多少の情報漏れは許容範囲ですが、知らないけど使えそうな関数の説明が緩い感じだと焦れったさがあります。改めて公式の情報を見るので、支障は無いんですが。

雑感

その他

全ての現場で常に持っていて、改訂されたら必ず買っていた、唯一の本です。時代はクラウドスマホ、WEB。SQLを隠蔽するAPIが増えていくし、RESTfulがもっと広がればSQLにも変化が起きるかもしれません。そして再び改訂されることでしょう。自分で追いかけるのは手間なので、教えてもらえる本の存在は助かります。